国=私たち国民の保護者
国民の健康が国から保障される社会
なんて最高なんだ!
戦後のGHQに支配されていたなかで、ドイツの憲法を教訓に「生存権」を取り入れたことは、素晴らしい選択であった。
これで国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を持つことができる。
「健康で文化的な最低限度の生活」の基準については何とも言えないが、これがあるだけで防貧・救貧を担うのセーフティーネットが活きる。
目次
1.社会保障の軌跡
もともと、国民の抱える問題は、国レベルの規模によって扶助を受けているわけではなかった。
産業革命が起きていたくらいの頃は、個人が抱える問題をその人の責任であるとしていた。
例えば、貧困な人がいたら、「それは、あなたの能力不足です!」と言って、取り合ってくれないようなものだ。
しかし、一生懸命に働いても賃金が安かったら、貧困から脱することは困難である。
権力者や知識人による社会調査によって、意外と貧困な人が多いこと、そして社会の仕組みが変わらないと彼らは現状を変えることができないという事実を知ることになった。
ここからは、社会保障の時代だ。
貧困などの課題は、社会・国レベルの問題。
だから、国による公的な扶助が必要という具合だ。
2.国民皆保険の素晴らしさ
どんな政策にも良い面と悪い面がある。
今回は、良い面について。
私たちが、日頃お世話になっている保険は素晴らしい。
すべての国民に、健康な生活を送る権利が平等に保障されている。
アメリカなどでは、民間の医療保険会社による営利目的の対応が問題視されているようだ。
保険制度の進んだイギリスやフランスなどの国では、治療を無料で受けることができる。
同じ先進国においても、国民皆保険があるか否かで、医療水準や平均寿命などに明確な差が出てくる。
3.まとめ
社会保障論という授業で見た映画が、印象に残ったので保険の観点から記事を書いてみた。
日本にとっての良い点や、真似してほしい他国の画期的な政策を知ることができた。
また、アメリカのイメージが変わるような衝撃的事実を知ることにもつながった。
自分の知らなかったことに気づけるし、知識も身につくので、読書だけでなく海外のドキュメンタリーなどを見ることもオススメです!